哲学と認識革命 / VUCA時代を生き抜く知恵

認識技術・nTechを活用した「本質的な生き方」について語っています

厭離穢土欣求浄土

「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」
徳川家康の軍旗に書いてある有名な言葉。

 

原典は、寛和元年(985年)に源信という僧が書いた

『往生要集』の冒頭にこの言葉が書かれているそうです。

 

意味は

「私たちが住むこの世界は苦悩に満ちた穢れた世である。

その世界を厭い離れることを願い、

心から喜んで浄土に生まれることを願い求める。」というもの。

 

 

死を恐れぬ家康軍の決意が

この軍旗から感じとれます。

 

この現実は人間の意識レベル、物質レベルで見れば

苦悩に満ち溢れています。

五感では真実の世界は観ること感じることは不可能。

 

真実の世界は更に次元が高く

五感では感じることが不可能です。

 

私たちは日々、資本主義の中に生き、

物質に重きを置いて生きていますが

本来は”物“ではなく”心“

物は錯覚に過ぎません。

昔の日本人はそれを感覚的によくわかっていました。

 

私たちも日々日々、この「厭離穢土欣求浄土」という

言葉を胸に刻み、意識の次元を高めていきたいものです。