哲学と認識革命 / VUCA時代を生き抜く知恵

認識技術・nTechを活用した「本質的な生き方」について語っています

和の精神とダイバーシティ

こんにちは!りょーまです。

"I live by my true self."

自分の人生を自分らしく思い切り生ききるためには?

 

"自分の無意識エンジンをセッティングし直す"ことで

今までの自分の繰り返してしまうパターンから脱皮して、全く新しい生き方ができるようになります。

 

 

ダイバーシティインクルージョン

いろいろな価値観や考え方があれば利害の衝突が起きるもの。

 

ダイバーシティという言葉があります。

もともとは、アメリカでマイノリティーや女性の雇用、差別ない処遇を実現するために広がり、多様な働き方を受容する考え方として使われるようになった言葉です。

日本においては、人種や宗教などより、性別や価値観、ライフスタイル、障害等の面に注目した多様性として捉えられている傾向があります。

 

アメリカでは様々な人種が住んでいるため、いろいろ価値観が生まれ、そこでどのように共に社会を形成するのか、多様性をどう受け入れていくのかの課題がありました。その中で多様な価値観を認め合うダイバーシティという考え方が生まれました。最近ではそこにインクルージョンという言葉も一緒に使わることが多いです。

 

インクルージョンは多種多様な価値観や考え方を持つ個人ひとり一人の能力や経験、スキルを活かし、個人・組織ともに活かす新たな人材開発のことを言います。

 

この西洋から生まれたダイバーシティインクルージョンの言葉の出発は

分離から出発して融合まで向かう帰納的な考え方です。

人はそれぞれ違う、だからお互いを認め合い尊重しあって共により良い社会を創って行きましょうという意味であり、出発が「人間はそれぞれ違う存在である」というのがベースにあると思います。

 

 

日本の和の精神

それに対して日本の和の精神ですが全く出発が違います。

日本の和の精神はもともとは神道八百万の神に由来している通り、「宇宙や自然全てに神が宿り、全てが繋がっている、和している、全ては一つである」という共通のベースから出発しています。

全てが繋がっているベースが和の精神です。

一つから出発する演繹的な考え方です。

戦後、GHQ神道指令により神道は解体されて、現代においてのその共通の認識の土台はなくなり、西洋の個人主義の影響を受けて、和の精神はほとんど聞かれなくなりました。

 

 

この日本独自の和の精神と、ダイバーシティインクルージョンという考え方は似ていますが全く違うものです。共通の土台が一つなのか分離から出発しているかで結果は違ってきます。

 

この話はまた後日深めて行きたいと思います。

本日も読んでくださりありがとうございました。