ヌリ路から観る未来の関係性イメージ
韓国の大邱で開催した歴史観光ツアー「ヌリ路」にカメラマンとして参加してきました。日本人と韓国人、国と国、世代と立場を越えた交流の場を共にすることができ、そこに未来の関係性イメージをもらいました。
歴史的に見れば日本と韓国には深い因縁があります。
はるか昔、朝鮮半島の百済から仏教は伝来され、その後も時代ごとに日本と朝鮮は常に交流がありました。日本の皇室とも交流があり、皇室には朝鮮王室の血が流れていると言われています。
また戦争中は日韓で共に戦いましたし
戦後、多くの在日朝鮮人の方々が日本で働き、日本の経済復興の力になりました。
そして1950年の朝鮮戦争によって日本の経済は立ち直ることができました。
現代では従軍慰安婦の問題や、竹島の領土問題、反日教育や、嫌韓など、いろいろな背景があり、決して仲が良いとは言えない状況の日本と韓国。
過去の歴史について啀み合い、お互いの観点に固定した状態で相手を見ることしかできなければ、私たちは永遠に分かりあうことはできません。
今回のヌリ路は、その両国の若者が交流を通じてお互いを理解し、共に結んでいく新しい未来の関係性のイメージを感じることができました。自分の観点の外に出て、相手の観点を理解していくことで関係性はどんどんバージョンアップしていきます。
大切なことは、希望ある未来を結ぶ意志と、どんな相手であっても相手の言葉の背景深くを理解をしようという意志を持つこと。自分の観点に固定して相手をジャッジするのではなく、観点の外に出て相手を抱きしめる心。その深い認識に自分をセッティングするのが認識技術です。
近い将来、日韓関係が今とは全く違った関係性になり、お互いがベストパートナーとして、世界の関係性モデルとなる未来が見えた気がしました。